2020年1月25日土曜日

モントリオールからボストンに 続き

その前に飼っていたネコは、アパートでのネコの飼い方がよくわからないまま、早くに急に死んでしまいました。女房からラボに電話があり、すべて放り投げて飛んで帰ってきました。次の日もアパートの中でうちひしがれて、後悔を引きずってました。一緒にやってたテクニシャンの人にだけ伝えたので、ボスに話してくれたのでしょう。無断欠勤もいいところですが、ボスは文句も言いませんでした。

そんな我々を気の毒がったのか、ラボの人間が家に招待してくれました。そこには日本であまり見たことのない立派なネコがいて、  norwegian forest catのことを教えてもらいました。モントリオールでは割と良く見ました。もちろんノルウェーの森ネコとはいってもおそらくすべて室内飼育で、さすがにあそこで冬を越せるとは思えません。

彼らの勧めもあって、SPCAに行きました。すると、ちょうど兄弟(姉妹?)のnorweigianがいて、その片割れをもらいました。すまないと心の中で謝りつつ、その分余計に可愛がったかもしれません。しばらくするとボストンに移ることが決まり、車で5時間ほど、友達のヴァンに引っ越し荷物を満載して、我らとネコはボストンに向かいました。

引っ越しの際には、大部分の荷物は郵送して送り、残ったものは我々だけで車に詰め込む予定でした。引っ越し業者などには頼みません。それがその頃は普通でした。その頃は、日本でも友達や同僚を総動員することは普通でしたし。

荷物は女房が詰めてくれてたので私は当日車に運び込むだけでした。でも、持参する荷物もそれなりにあります。部屋からエレベータに積むとき、エレベータを占有してしまい、管理人さんにダメだよと叱られて、困ってました。そのとき、ちょうどラボで一緒にやってたテクニシャンの人が様子を見に来てくれて助けてくれました。彼女にはほんとにお世話になりました。車に乗り込んで、アパートを離れ、最後に見たモントリオールの河の景色は忘れません。

ながく住みました。初めての異国、とくにモントリオールは随分文化が違います。若いときだからできたこと。よく切り抜けたものです。日本人が多いボストンだったら、もっと楽だったかもしれない。でも、その分、とてもおもしろかった。

モントリオールからボストンに車でお引っ越ししたとき

続きです。ボストンで住むことにしたアパートは、ダウンタウンの真ん中にある有名な高層マンション。だけど、部屋は文字通りの最下層。とはいえ、今ならとてもポスドク上がりが住めるようなところではありません。よく決心したものです。

そこでは犬猫は禁止されていました。実はモントリオールのアパートでも禁止されてたのですが、犬猫の飼育をアパートで禁じることは違法であるという裁判所の判決が出ていて、そのアパートでも堂々と犬猫を連れて守衛さんと挨拶して入ってます。この辺がモントリオールとボストンの大きな違い。ボストンではありえません。 

実は、最後にお世話になったモントリオールのネコ好きの友達に、ネコを頼んでいくことにしてました。だけど、そのネコを置いていけるわけもないことは、ボストンのアパートを決めたあとでレストランに行ったとき、ふっと気が緩んだときに思い知らされました。心の中を覗いたとき、というわけです。あきらめてアパートでこっそりネコと暮らすことを決めたとき、ほっとしたものです。

モントリオールからボストンに車で向かう中、不思議なくらい、周りの記憶がありません。車を運転したことがなかったし、ネコや荷物が気になっていたからでしょう。覚えているのは、昼食でハイウェイをおりてドライブインにはいって、大きなサンドイッチを食べたことくらい。アメリカだなあと感じました。それがなんだったか。音楽だったのか、人の雰囲気だったのか。陸続きで、車で数時間走っただけですが、だけど随分、空気が違う。

グーグルマップを見てみると、たぶん10号線から55号線に入って国境を越えて、91号線を下ってバーモント州を縦断して93号線に入ってニューハンプシャーを横切って、マサチューセッツに入ったのだろうと思います。こんなところを移動したんだと、感無量。今なら、大量の写真が残っていて、ここを賑わせたでしょう。だけど、1枚も撮ってません。

2020年1月22日水曜日

パソコンからの音が録音できなくなった件

いつごろからか、パソコンからの音がSoundEngineFreeで録音できなくなってました。Windows10のサウンドの入力のところに何も表示されなくなり、Audacity等の他のソフトを使ってももちろん録音できません。入力がないのであたりまえです。てっきりこれはWindows10の更新のせいと思ってました。

考えてみると、それはSound Blaster Audigy FxというCreativeのサウンドボードを入れたことに気がつきました。付属のソフトを入れてから、サウンドの出力と入力が変わり、RealtekのHigh Definition Audioが消えてました。

ただ、このアプリ、マザーボードについてきたもので、どこにあるのかわかりません。さて、と思って探すと、どこかのサイトで、Realtekのサイトの中のこのアプリの在処を紹介してました。恐ろしくわかりにくい場所です。こちら。
https://www.realtek.com/ja/component/zoo/category/pc-audio-codecs-high-definition-audio-codecs-software

ここのダウンロードはくらくらするほど遅く、250MBくらいのファイルを1時間ほどかかってダウンロードしました。インストールして再起動してみると、最初は入力に選択肢がないままでしたが、入力のところに使用されてないHigh Definition Audioがでてました。そこでこれを入れると、あっさりパソコンの音が入力で設定され、SoundEngineやAudacityで、前のように録音することができるようになりました。

つまり、 Sound Blaster Audigy FxのアプリがRealtekのHigh Definition Audioと競合して消したようです。だけどSoundBlasterは、パソコンからの音声を拾うようにはできてないらしい(ただ、もちろん、そのとおりにマイク端子にマイクをつなげば音は取れるはずですが)、ということです。専用アプリは消えましたが、このボードで出力としては使えてます。たぶん、スルーしてるのかな。

この前のリモートデスクトップもそうだけど、こんな簡単なことが素人にはなかなかわかりません。この、「入力」からの録音という不思議な操作、そもそも、どういうことなのかわからず、おそらくメーカーとしてはあまりいいたくないのかもしれません。だけど、サブスクタイプの有料の録音ソフトを使うとSound Blaster Audigy Fxのアプリを入れたままでも録音できるのが不思議。今回は、偶然解決できましたが、随分と時間費やしてしまいました。

2020年1月21日火曜日

待ち続けるネコ

普段、ドライばかりのせいもあるのでしょうが、このロイヤルカナンの腎臓食パウチは、相当うまいようで、出した途端、クロネコが飛びつき、しばらくポジションは譲りません。おとなしく待ち続ける茶トラ。


まだなの?と催促しますが、頭すら上げないクロ。


もう待ちきれなくなって、強制終了させて自分のものに。


さすがにあきらめるクロネコ。



腎臓病用の食事がこれだけおいしくなったのは、ほんとにありがたい。昔は、とってもまずかったようで、前に飼っていたネコが最後に腎臓病になって何も食べなくなったとき、とても辛い目にあわせてしまいました。だけど本当にまずかったからなのか、もう食べれなくなっていたのか、わかりません。遠く過ぎ去った今でも、その最後の数ヶ月は忘れることができません。

そのネコは、昔、モントリオールに住んでた頃に動物保護施設SPCAからもらってきました。Norwegian Forest catという、その名の通り、ノルウェーの森でも生きていけそうな、運動神経の発達した体の強い堂々とした風貌のネコです。気持ちの強い、誇り高いネコでした。


また、書きます。

2020年1月12日日曜日

リモートデスクトップが使えなくなったという話

案の定、bloggerで再開することになりました。いろいろと他のブログを調べたものの、こちらの希望に沿うブログサービスは意外とないものです。

WordPressはなかなか面倒で、かといって昔使っていたFC2ブログは、CSSの設定を覚えてなくて、試行錯誤する気にもなりません。bloggerを一度使い出すと、他のところには戻れないというGoogleの思うつぼ。

しかも、このサービス、レイアウトの選択の余地があまりに少なく、結局、同じスタイルになってしまいました。古い話をいつまでもおきたくないからリセットしただけなのでいいですが。

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今週の初めあたりから、リモートデスクトップが使えなくなり、外からメインPCへの接続ができなくなってました。てっきりメインPCのIP addressが変わったのかと思ったけど、それは同じ。

そこで大学のサポートに聞いたところ、firewallを調べなさいとのことで、見てみるとまさにその通り。Firewallが許可するアプリの一覧にあるリモートデスクトップのチェックが外れていました。

おそらく先週のWindows 10の更新でやられたのでしょう。簡単なことでしたが、素人だとなかなか気がつきません。餅は餅屋です。