2020年2月28日金曜日

臨時休校

北海道での感染は止まりません。不思議なことに分布を見ると札幌は少なく、周辺の市町村で多く、しかも亡くなられる方を含め、重症者もおおい。もし雪祭りを訪れた中国人からの感染であるならば、少なくとも札幌市が格段に多くなるはず。旅慣れた中国人は有名どころを避けるとしても、ここまで北海道の隅々まで広がることはないだろうし。

今の時期、北海道では狭い室内で換気の悪い中、乾いた空気の中で一日を過ごします。これはウイルスにとって格好の増殖環境です。だけど、それはインフルエンザでも同じはずで、データがないけど、インフルではこのCOVID19のような感染分布は示さないように思います。

ひょっとして、足跡のないパウダースノーの上を滑るのがするのが好きな数人のスーパースプレッダーがいたとか?あまり、説得力ないですが。

北海道外の地域では感染源のはっきりしない新たな感染者数はそれほど増えてはいません。やはり気候の影響が大きいはず。暖かくなれば、とは思いますが、北海道ではGWの頃くらいになってようやく花が咲きます。本州より、1ヶ月は遅れて暖かくなります。長い長い冬。春を待ちわびる人々の気持ちは、今年は特に強いはずです。

それにしても、唐突な全国の小中高校の長期に及ぶ臨時休校指令には、いささか首をかしげるものがあります。地域によってそのリスクはかなり大きな差があり、確かに今、感染者が見つからなくても顕在している可能性はあります。だけど、それがその地域で今後広がるリスクは、地域で全然違う。

確かに熊本や福岡でも出てはいますが、それらはほぼ感染した中国人に直接か、間接的には運悪く遭遇したせいでしょう。そこからの広がりはなく、近隣県にこれから広がるとはちょっと考えにくい。四万十川の近くの小学校でCOVID19が広がるリスクがどれくらいある??

おそらく、先に出した大規模な催し物の中止依頼が比較的、好意的に受け入れられたので、これに踏み切ったのでしょうが、どうも不器用で、衝動的。政府がパニックになってどうするのだろう。311の時もそうでしたが、日本は危機管理がとても下手です。合理的で進んだ対策を次々に打ち出す韓国との差を感じます。