福島では郡山を中心に、感染者数がこれまでにない数値を出してきています。行動追跡によると駅前に集中しているとの発表。福島では一番の賑わいのところで、東京から列車一本で80分で着くところなので、これまで増えてなかったことの方が不思議ではあります。県庁のある福島市では昨日は一人でたものの、このところ、ほとんど報告されてません。駅前の賑わいの差なのかと、福島市の住民としては微妙ですが。
東京はほとんど減ることもないまま、次第に増加する兆しが出ているように見えます。ただそれでもヨーロッパに比べるとずっと少ないレベルであるのは確か。今日の感染者数とその過去3週間のデータをour world in dataから抜き出したものがこちら。
北米の2つ、米国はトランプなのでしかたないにしても、一時期500人も切っていたカナダでも増えてきています。ヨーロッパ各国は軒並み激しい増加で、4週間の夜間外出禁止令が出たフランスを筆頭に、英国でも数万のオーダーで連日増えてきています。ポーランド、チェコなど東欧でも人口比で行くと高い感染者数になっています。また、スイスでは陽性者数0の日さえついこの前までありましたが、この数日では2000人を超えてます。
北欧をみてみると、スウェーデンでは昨日は970人で、この急増具合から行くと、今日にも1000人を久しぶりに超えそうです。ここも爆発しそうな勢い。下のグラフでは数字が今の時刻の数字なのでわかりにくいですが、各週の平均値で見ると、ノルウェーではこの3週間では、大体、100、200、200人、フィンランドではちょっとばらつきますがおおよそ100、200、200名くらいでしょうか。
それにしてもこの要因は何なのだろう?10月に増えるというのは予測されてなかったと思います。それとも、9月にvacationから戻ってきてそこで増えていたものが一気に広がったということでしょうか?
新型コロナによりこれまでに米国では既に国民の0.1%を超える人々が新型コロナのために命を落としています。やはりアビガン、レムデシベルは微妙なようで、手軽に使えて有効な薬の試験結果が待たれます。WHOはレムデシベルは効かない、と結論しましたが、やはり。それでもレムデシベルでしっかり儲けたギリヤドとトランプの勝ち。
ほかの薬に関する臨床試験結果もそろそろ出てくる頃です。感染者数が激増してるので、これからどんどん結果も出てくるでしょう。それにしても犠牲を伴わねば結果が確定できないというのは厳しいところですが。長期的にはワクチンがいいのかもしれませんが、この数年で考えると、特効薬とはいかなくても開業医で出せるような薬が出てくることしか、現実的な解決策はないような気もします。